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電気通信2017年6月号

発行日 : 2017年06月01日
総頁数:42頁
発行者:一般社団法人 電気通信協会
定価:825円(税込)

政策動向

「教育の情報化」と「放送コンテンツの流通促進」

豊嶋 基暢
総務省 情報流通行政局 情報通信作品振興課長

本稿では,前半はタブレット端末機器やプログラム教育導入など大きく変わろうとしている学校教育の情報化について,後半は放送コンテンツの海外展開,ネット配信の取組み等政策動向を紹介します。

一般記事

講演抄録 大学発ベンチャーとイノベーション・エコシステム

各務 茂夫
東京大学 教授 産学協創推進本部 イノベーション推進部長

近年,大学発ベンチャー(教員・研究者・学生が開発した技術を用いて事業化する企業)に注目が集まっています。本稿では大学発ベンチャーの現状,イノベーション・エコシステムの仕組み,および日本経済における大学発ベンチャーの今後の可能性について考察します。

 

講演抄録 ICTビジネスの取組みと展望について

片桐 勇一郎
沖電気工業株式会社 執行役員 兼 情報通信事業本部 副本部長

安全で快適な社会の実現に向けて,防災・減災,社会インフラ維持管理,次世代交通など重要なICT活用分野があります。本稿では,ビジネスプラットホーム構築,それらを活用したアプリケーションの実現など沖電気工業の強みを活かしたICTビジネスの取組みについて紹介します。

 

介護・医療分野におけるICT利用技術の発展と,新たな活用方法の提言

浅川紗央里・蟹澤 雅人・ 橋本 祐一・平田 克己・ 比留間 剛・横濱 智史・ 吉武 昂志
平成28年度 フォーラムHチーム

将来的な社会保障制度が不安視されているなか,ICT活用が課題解決の糸口として大きく注目を集めています。本稿では,介護・医療分野における現状の課題やICT活用状況を考察し,新たなICTソリューションの提言について,平成28年度フォーラム活動成果報告会の発表内容をとりまとめて紹介します。

 

AI(人工知能)の現状・課題と将来サービスの検討

児玉 圭介・小林 計太・ 笹村 将義・難波 秀行・ 西原 聖史・野島 志元・ 乗本 裕紀・保坂 恭男
平成28年度 フォーラムAチーム

AI(人工知能)は急成長しており,農業や医療福祉等の分野でも活用が進むと考えられています。本稿では,各国・各企業のAI へ取組みと現状から考える将来的なAI を活用したサービス創出について,平成28年度フォーラム活動成果報告会の発表内容をとりまとめて紹介します。